はじめに
別の記事で、
ということについて書きましたが、今回は
「じゃあ実際に何を買えば良いの?」
ということについて書きたいと思います。
本屋さんに行っても沢山あるし、ちょろっとネットで探しても「間違いなくこれ!」っていう物はないし、どんな基準で選んだら良いかわからないですよね。
また、教本を探す人の中には
☑これからギターを始める人
☑ある程度上手くなったけど伸び悩んでいる人
とか様々なので、自分に合った教本選びがとても大切です。
僕はギターのレベルを「初心者・中級者・上級者」といった分け方をするのはナンセンスだと思っているので、実際に例を挙げてみます。
②ギターソロみたいなフレーズを弾いてみたい人
③カッティングのリズムがわからず右手がぎこちない人
今回の例えを読んでいただき、自分の成長に繋がる教本探しに出てみてほしいなあと思います。
①ギターを買ったばかりの人
ギターを買ったばかりの人は、何でも良いので
「7日間で弾ける!エレキギター!」
みたいな教本で良いです。
もちろんアコギならアコギでもいいですし、そこら辺はご自身の楽器の種類に合わせて買っても良いのかなあと思っています。
まあそれでもたくさん種類があってわけわからんと思うので、
迷ったら表紙に書いてある「練習曲」を見て自分の好きな曲が入っている物を選べば良いと思います。
1つの教本に練習曲が5曲くらいは入っているのではないでしょうか。教本の一番最後の部分に載っているはずなので、見てみてください。
全然この選び方で問題ないです。
ただ、もしもっとこだわりたいとかであれば個人的に注目してほしい判断材料があります。
これは個人的なイメージかもしれないのですが、何となく皆さんが想像するギターを弾く姿って、単音で「ドレミファソラシド」って弾く姿よりも6本の弦をジャラーン!って鳴らしている方を想像するのではないでしょうか。
実は、僕の中でのギターの理想のステップアップは次のようなものをイメージしています。
↓
コードが少しずつ綺麗に音が鳴るようにする (毎日やらんとね)
↓
ある程度別のコードに移る時に時間をかけずできるようにする (楽しくなってくる)
↓
教本に載ってる曲や、ネットでコードを検索して知ってる曲を弾いてみる (いよいよだね!)
↓
ここをかなり繰り返してそのうちにFとかBのコードの壁を越える(みんなぶつかる壁ですね)
↓
ストロークのパターンを数種類覚えていく(いろんな曲を弾けるようになる)
↓
歌いながら弾いてみる
大体ここまでできるようになれば、「おれギター弾けるよ」って言えるのではないでしょうか。
単音でドレミファソラシドってやるより、ギター弾けてる感じがして楽しくなると思います。
エレキの教本にはあまり「コード」「ストローク」といったキーワードを重点的に解説しているものは少ない傾向があるんですよね。
実は「アコースティックギター」の教本だとストロークとかコードについていっぱい載っているので結構個人的にはオススメです。(笑)
ただ、エレキを買ってアコギの教本を買うというのは中々抵抗があると思うので、
エレキギターの教本の中でも「コード」「ストローク」この2つの事が書かれている本を選ぶと良いかもしれませんね。
っていう感じで参考にしてみてください。
あっ最後に注意!
「7日間で弾ける!」とかいうのを信じて「弾けないじゃん!」って諦めるのはやめましょうね!
最短で出来るように構成されているだけで、最初はギターが難しいのはみんな同じですから!(笑)
②ギターソロみたいなフレーズを弾いてみたい人
このパターンでは、「基本的な」ことが出来てその後のレベルに行きたい人のパターンです。
ここでいう基本的なことっていうのは、かっこいいフレーズとかが弾けるわけじゃないけど、コードが大体弾けて軽く弾き語りが出来る程度のことです。
(基本的なことがまだ出来ていない人は、ギターソロを弾けるようになりたい気持ちはわかりますが
それでいきなり挫折をするくらいならちゃんと基本的なことから始めた方が良いです。)
そして、ここでのレベルの人は、
「ギターが6弦もあって、その間の3弦だけ弾くってどうするねん!」
みたいに思うような人じゃないかなと思います。(笑)
僕もそうでしたが、「他の弦当たるじゃんか。無理だこんなの。」って思っていました。すごく今まで楽しくなってきたのに、いきなり壁にぶち当たって凹むなんてことはギターにはあるあるです。
こういう時の練習方法としては、
↓
オクターブ奏法とかもやってみる
↓
ほんっとうに簡単な単音のフレーズからやってみる
って少しずつ進めていくしかないんですよね。
「曲を弾こう!」っていうか「イントロを弾こう!」って細分化して少しずつ弾けるものを増やしていくのが大事です。
ギターは楽しむことで上手くなりますから、実際そうやって弾けるものが増えていけばモチベーションも続くと思います。
でも、あまり成長を感じられなくなった時、
「今、おれ正しい練習やってるのかなあ」
って不安になると思います。きっとそうなります。
そういう時にも「教本」は役立ちますよ!
「ピックの持ち方」
「右手の位置」
「左手の指の動かし方」
こんな細かいことに「こうすればやりやすいよー」っていうのがきっと書いてある教本があるはずです。
今まで壁にぶつかった曲やフレーズがあって、それを克服するために今何をしたらいいだろう?って考えてみてください。
「単音弾きが苦手で...」
っていうことが分かれば単音弾きについて書いてある教本を探しにいくんです。僕もギターは独学ですし、あまり習っている人はいないのではないでしょうか。
壁にぶつかった時に自分で考えて練習していくのは、広い砂漠のど真ん中で合ってるか分からずひたすら歩いているようなもんですよね。
誰かのやり方やアドバイスがあるだけで、信じて練習を継続することができると思います。
なのでこのくらいのレベルの人であれば、
自分の好きな曲をチャレンジしつつ、毎日の練習に少しでもいいので教本にある練習をかじって継続していってもらうのがいいのかなあと思っています。
ちなみにピッキングに関してであれば、僕の動画も見てみてください。
【ピッキングについて】〜安定したピッキングをするために、基礎練紹介など〜
(本では伝えにくいことを伝えているだけなので、自分で足を運んで学びに行く姿勢は忘れちゃダメですよ!(笑))
③カッティングのリズムがわからず右手がぎこちない人
ここまで来ると、割と細かい技術の向上を求めてくる人になるかなあと思います。
「カッティング」「速弾き」「スウィープ」とかね。
練習する曲とかで、
「この曲は簡単に弾けるけど、あっちの曲はクソ難しくて、その中間ないんかい!?」
って思ったりしませんか?(笑)
その中間があれば少しずつ上手くなれるのになー!って。
そういう人にも教本は大切ですね。
いろんなフレーズが大量に載っていたりする教本があるので、その中で出来るとこから始めていけばいいんです。
最初は
「こんなの誰でも弾けるわ!」
って思うことから始まると思いますが、進めるにつれて怪しいところが出てくるはずです。
そこがちょうど自分の壁になるわけですね。壁発見!って感じです。
今自分がどういうことで弾けていないのか、分かっていないのか、っていうのが理解できるヒントになっているはずですよ。
実際に僕もカッティングの本を買いました。
その中で6弦を全部鳴らすカッティングもあれば、単音だけのカッティングもあれば、3連符を取り入れたかっくいいカッティングもありました。
結構、教本のフレーズってアカデミックだけどかっこいいんですよね。(笑)
「あっおれ今ギターっぽいギターフレーズ弾いてる」
って気持ちになれると思います。(笑)
自分が好きな曲だけ弾いてたら出会えないコードやリフにも出会えると思うので
新しい自分の技術の引き出しになると思います。
上手くなってきている人ほどもっと上手くなるのは難しかったりもしまので、
今まではずっと好きな曲ばかり弾いてきたけれでも、毎日の練習に基礎練を多めに取り入れて
もう一度気合いを入れなおす機会にしてみてください。
まとめ
いろんな教本の買う例えを用いて説明しましたが、
一番大切なのは、「自分の足を運んで教本を探しに行く」ということ
に尽きると思います。
「自分の苦手なことが何か」
「どうすれば上手くなれるか」
ってことを考えながら探していく姿勢が大切ですね。
ネットで調べたり、友達に聞いたりするのももちろん大切ですが、
時間を割いて、お小遣いを使って自分のレベルを向上しよう!
って思って買った教本にはしっかり取組むことができるはずです。
ぜひ自分に合った教本を探してみてください。