よくある質問

「教本」は買った方が良いですか?

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はじめに

初心者の方はもちろん、色んな人から以下のような質問を受けます。

「教本は買った方が良いですか?」
「どんな教本を買ったら良いですか?」

最初にお答えしますと、

教本は買った方が良いです!

 

「ギター始めてみよう!」って張り切って買ったものの、始めてすぐ挫折してしまって諦めてしまって

今は置き物になっちゃった...

なんて人も多くいるのではないでしょうか?(絶対いますよね!)

 

少なくとも僕がYouTubeやTwitterで質問を受けて感じるのは、

教本を買わず全て見よう見まねでやろうとしている人が多いこと。

僕からしたら、数学の参考書見ずにいきなり問題解こうとしているようなもんです。
「そりゃあ挫折するよ!」って思っちゃいます。(笑)

初心者の方だけでなく、むしろ上手くなってきて壁にぶつかって

「次に何をしたら上手くなれるのかわからない」

という人にこそ必要なものだとも僕は思っています。

 

ということで、

ここでは

なぜ僕がそこまで教本を勧めるのか

ということについて書きましたので、教本を探すきっかけ作りになればなあと思います。

「どんな教本を買えば良いの?」についてはこちら






①教本の内容はネットよりも信頼が持てる

ギター初心者の方は特に教本は買った方が良いです。

いや、必ず買ってください。(笑)

「7日間で弾ける!エレキギター!」

とかそういうのいっぱいありますから、ぜひ買ってください。

なぜこんなにも自身を持ってオススメするのか、主な理由は以下の通りです。

自分流に始めて挫折してギターを諦めてしまう人が多いから
あとで後々知らなきゃいけないことがまとめて書いてあるから(チューニングとか)

 

しかし、これだけならきっと、

「ネットで調べればいいじゃん」

って思う人も多くいるかもしれません。

確かに、今の世の中は本当に便利になって、ネットを使えば色んな情報が簡単に手に入るようになりました。僕がギターを始めた頃はスマホなんて当然なかったので気軽にネットで検索することはできませんでした。「YouTubeって知ってる?」って会話が出始めた頃くらいかな。(笑)

本当にネットは便利だなあと思いますが、その反面、

ネットだけの情報に頼るのは効率が悪いと僕は思っています。

 

例えば、初心者の方がギターを弾き始めてチューニングが合っていないことに気付かず、

「何か音が綺麗じゃないなあ」

と調べてみたとします。

「ギター 音 綺麗にならない」

きっと出てくるのは、フレットの押さえ方について出てくるのではないでしょうか。

そもそも「チューニング」という言葉を知っていれば「チューニング やり方」とかで検索すれば良いですが、

初心者の方はそもそも何がいけないのかわからない状態ですよね。

そういう時にネットで検索しても、きっとほしい情報が得られずかえって時間がかかってしまいます。

つまりネットの情報はありすぎて散乱しているような状態です。ほしい情報のキーワードを正確にこちらから入力すれば答えはある程度返ってきますが、なかなか最初の状態では難しいですよね。

 

一方、教本はどうでしょうか。

本屋さんや楽器屋さんの店頭に並んでいる教本は出版社から出版されているわけで、

それも素人が書いたものではなく「プロ」の方々が書いた本です。

その一冊に必要な情報が集約していて手に取ってページをめくっていけば成長できるように構成が考えられているはずです。

だから店頭に並ぶ物になるんです。

こうやって、考えてみると「確かに...」って思う人もいるのではないでしょうか。

☑ギターを始めたけど何をしたら良いかわからない人
☑ある程度上手くなったとは思うけど壁にぶつかっている人
☑特定の奏法や技術について学びたい人

【上記3つのどれかに該当する方へ】

教本の種類は様々ですので、ぜひ自分の足を運んでみてください。






 

②モチベーションが上がる

もしかしたらこれは僕だけかもしれませんが、

教本を探しにいくときっとワクワクするんじゃないかなあと思います。

最初は、

「本屋行くの面倒くさいなあ」

とかちょっとした理由で足が重いかもしれませんが、意外と行ってみると

「今、ギター上手くなるために本屋に来て、そしてお金ないけどそのありったけのお金で買っちゃった!これで上手くなるんだー!」

って気持ちになると思います。ならないか。(笑)

いや、でもそこそこのモチベーションは上がると思います。

 

親が勝手に勉強の参考書買ってきて、「これ有名だからやりなさい!」って言われるより、自分で本屋行って

「これ良さそう」

って見た方が絶対やる気出ますよね。

当然、お小遣いで頑張って買う教本のわけだから、

「買うからには真剣にやらないと!」

って気持ちになりますよね。

その気持ちになっている時点で、きっとギターと真剣に向き合うための心の準備が整っているはずです。






 

③自分のレベルの居場所がわかる

よく質問であるのですが、

「この曲が弾けたら◯◯の曲は弾けますか?」
「私は◯◯が弾けて△△が弾けないくらいのレベルなのですが...

って聞かれることが多いです。

このような質問される方にはどういうことか難しいとは思うんですが、

人によってピッキングが得意とかコードは弾けるとかストロークが苦手とか様々で、曲によっても必要な技術は様々になります。

そのため、

「この曲が弾ければあの曲が弾ける」といった比較をする考えはとてもナンセンスです。

大切なのは、

「この曲のギターソロで出てくるこのフレーズのピッキングが難しい」
「イントロのギターのカッティングでストロークのアップダウンがわからない」

とか具体的に自分の出来ること出来ないことがわかるようになることです。
(ただ、それはあくまで理想なのでとても難しいことなんですが...。)

 

それでも簡単に言いたいことだけ伝えると、
ギターのレベルってそんな明確にラインが弾けるものではないということです。

スポーツとかだったら、「僕は県でベスト4です」とかでレベルは通じると思うけど、ギターとかでは大会とか出たとしてもそんなはっきりレベルってないんですよね。

 

教本の話に戻りますが、

ほとんどの教本って基礎的なことから始まってページをめくる度に少しずつ難しくなってくるように構成されているんです。

いきなりページめくってクソ難しいこと書いてあったら誰もやりたくないですもん。(笑)

だからこそ、教本を進めていくと

「これは簡単だ、誰でもわかるわ!」
「これも何とかいけた...!」
「いや待て、これ初めて聞いたぞ?弾けねえ」

って少しずつ躓いてくると思うんです。

そして、その行き詰まった場所が自分の壁になるんです。

おそらく自分が苦手で目をつぶってきた箇所が教本を進めていくことで見つかるでしょう。

そして例えばその場所に見出しで「オルタネイトピッキング」って書いてあったら、

「まきおさん、オルタネイトピッキングが難しくて...」

って自分の具体的な弱点が分かった上で質問ができるようになるのではないでしょうか。

勉強とかスポーツでも同じで、こうやって自分の苦手なことが何なのかということを見つけることは成長に繋がる大切な手がかりになります。






④自分の弱点を克服するヒントになる

あえて見出しで「ヒント」という言葉を使いましたが、特別な理由はありません。

「克服できます!」

と書きたいとこでしたが、さすがに教本買ってやっただけで何もかも上手くいくわけでもないので、僕が嘘つきにならないように「ヒント」という言葉を使いました。(笑)

ただ、本当に「教本は弱点を克服するヒントになる」と思っています。

今までこの記事では主に初心者の方に向けて「教本買った方がいいよ」って書いているように見えると思いますが、

当然、上手くなってきた人にも教本は有益です。

むしろ上手くなってきた人ってそこそこ自分の力で弾けるようになってきているから、次に何をすれば良いか分からなくなってきてると思うんです。

そういう時にぜひ適当に教本を探しに行ってみてください。

さらっと店頭に並んでいる教本をぱらぱらめくっていたら、

「うわーこういうの苦手だわ...でもこの簡単なフレーズからならやれそう」

こんな教本に出会えるかもしれません。

そして進めていった結果、ある程度克服ができてきて、もともと弾けなくて逃げていた曲に向き合ってみたら

「あっ!昔より弾けるようになってる!」

ってきっと成長が感じられるはずですよ。

そういう時間があるから、ギターは楽しいし自身にもなるし誇りになるんです。






 

最後に

教本の必要性について書きましたが、いかがだったでしょうか。

実際に「教本を買いなさい!」といっているわけではなくて、

自分の力で何とかしようとして上手くいかなくてギターを諦めるくらいなら、自分の足で教本を探してみてね、ってことを伝えたかったんです。

そして、何よりこの記事で少しでもモチベーションが上がって前向きになってもらえたら嬉しいです。
(ギターも喜ぶと思いますよっ!)






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